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衝の木星

1999年10月24日


今回は アニメーション と 静止画 です。


 今ページの下で画像を読み込んでいますから、その間に解説を読んで下さい。アニメーションの場合、読み込みにしばらく時間がかかります。「星の旅」ロゴか黄色文字の「天文現象」をクリックすると画像にジャンプします。

「衝」の画像ではありません。小さな粒は衛星

天文現象


惑星間の距離は均等に変更しています

 今回は木星の特集です。木星観測の絶好の時期とは衝の時期になります。今回は1999年の例を取り上げます。この年は10月24日が衝になりました。小望遠鏡でも縞模様が見えますよ。木星を見つけるのは簡単ですが、いちおう木星位置を示すいつもの星空画像と、木星を見る楽しみの一つである模様と衛星の動きをアニメーションで紹介します。上の木星の実写画像は「衝」の木星ではありません。また、画像内に見える小さな粒は衛星です。

 さて、タイトルを見て「衝」とは何かと思った人もいることでしょう。ある天体が太陽と地球を結ぶ線上で、地球と同じ側の位置にあることを「衝」と呼んでいるのです。つまり、太陽・地球・木星の順に一直線に並ぶわけです。逆に太陽をはさんで直線になる時を「合」と呼びます。この時は当然見えないことになります。惑星の観測には「衝」の時期が観望期になるというわけです。ただし、内惑星には当てはまりませんからね。地球軌道の外側に来るはずありませんから「衝」なんてありえません。地球軌道の外側に来ることがある月にはあります。満月を別の言い方をすれば、月の衝ということになります。ちょうど翌日の25日が満月になっています。

 右上の太陽系軌道図を見てください。衛星(月)を伴っているのが地球で、そこから2つ目の軌道上に木星が来て直線配置になっています。衝の時刻は16時16分です。光度は-2.9等です。月も満月に近いので、衝の位置に来ていますね。木星の衝は約13ヶ月ごとになります。

 一番下の星空図を見てください。月のすぐ後から木星が東の空から昇ってきています。これならすぐに見つけられるでしょう。木星が、ほぼ衝の位置に来ている月のそばにあることで、満月が月の衝であることもよくわかります。土星も近くに来ていますよ。土星は来月、11月の7日に衝になります。背景の星空は秋の星座群です。カシオペアがひときわ目立って輝いています。

Galileo Galilei(1564−1642)のノート さて、木星のアニメーションですが、左が夜7時から翌朝3時まで1時間ごとに回転させたものです。木星の自転は10時間足らずですから、ほぼ1回転見れるようにしました。右は衛星も含めた動きです。条件は同じです。衛星は双眼鏡で見える4つの衛星、イオ(I)・エウロパ(E)・ガニメデ(G)・カリスト(C)のみです。他の衛星はこれらに比べるとはるかに小さいものばかりです。ガリレオも右の図のように4つの衛星をノートに記録しています。イオは火山活動が観測されて有名になりましたね。4つの衛星のうち一番公転周期が長いのはカリストですが、それでも時間をおいて見ればそれなりに配置が変わるのがわかります。アニメーションで確認してみてください。左右の画像の時刻が合わないことがあるかもしれませんが、その時はいったん取り込んでからオフラインで表示すると合うようになると思います。ただし、動作が重いパソコンの場合は難しいかも。



10月24日19時から3時まで1時間毎の動き



        





 下の衛星の実写画像は実際の大きさの比率になっています。






画像の見方



 画像下欄左に時刻が表示されます。右に経緯度が表示されます。観測地を三重県で表示していますので、あなたの居住地との経度のずれにより時刻を考慮して下さい。経度が東に1度ずれると4分早まり、西に1度ずれると4分遅くなります。
 アニメGIFの場合、読み込みと平行して表示していきますが、すべて読み込み終わった段階、つまり2巡目の表示になってはじめて正しい時間間隔で表示されることになります。1枚目には下欄に「START]が、最後には「END」が表示されるので目印にしてください。
おおよそ(分) 那覇-36 佐多岬-24 宇和島-16 倉敷-12 東京+12 花巻+18 旭川+23








衝の木星

1999年10月24日



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