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ペルセウス座流星群

1999年08月13日


今回は アニメーション 静止画 です。


 今ページの下で画像を読み込んでいますから、その間に解説を読んで下さい。アニメーションの場合、読み込みにしばらく時間がかかります。「星の旅」ロゴか黄色文字の「天文現象」をクリックすると画像にジャンプします。


天文現象


 今回は8月の定番というか、こちらではお盆の定番になっているペルセウス座流星群にスポットを当てます。

 そもそも流れ星とは何かと言えば、地球に落ちてきた宇宙のゴミです。もっと正確に言えば、地球と微小天体の衝突の結果です。「アルマゲドン」とか「ディープ・インパクト」とかの映画で地球と彗星との衝突が描かれましたが、実は天体との衝突は珍しいことではなく、日常茶飯のことなのです。ただ、衝突する天体が小さいだけというわけです。この天体とは地球の軌道上にあるチリやほこりです。なんだ、やっぱりゴミじゃん!と馬鹿にしてはいけません。宇宙空間にあるものはすべて天体です。

 では、どれぐらい衝突しているかと言えば、1日に25トンぐらいの量だと言われています。「えっ!?」と思ったでしょ?そんなんが空が降ってきたら大爆発ですよね。でも、これは総量であって、ひとつひとつは小さなものなんです。だいたい1ミリグラム以下(暗い流星になる)から数十グラム(明るい流星になる)だそうです。こんな小さなものでも、あれほど明るい光を発するわけで、質量のエネルギーの大きさというものを教えられますね。中には数トンというのもあるそうです。これでも燃え尽きるんですね。普通の晩でもよく見ていれば2、3個の流れ星を見ることができます。

 この微小天体は彗星が撒き散らしたものと考えられています。この流れ星になるチリの軌道が彗星と同じものが多いのです。それでそれを母彗星と呼びます。地球の軌道上で特にこのチリが濃い部分があって、いつもそこを通ると流れ星が多いということになるわけですが、その濃い部分を流星群と呼んでいます。なぜ部分的に濃いかと言えば、昔彗星がそこを通って、チリを撒き散らしていったのです。つまり、その彗星の軌道と地球の軌道がかなり近いところで重なるということです。周期彗星と呼ばれ、地球軌道上へ何度も帰ってきて、チリを補充していくのもあります。有名なのがハレー彗星ですが、これは10月のオリオン座流星群の源です。今回紹介するペルセウス座流星群は、スイフト・タットル彗星が撒いていったチリです。この彗星も周期彗星で、1862年に出現し、1992年にも観測されました。この時の写真はたくさん撮られましたから、検索してみてください。ネット上にいっぱいアップされています。

 少し補足事項を記します。地上に到達する隕石になるものは、彗星起源ではなくて、小惑星と考えられています。また流星になるものよりもっと小さいもの、数ミクロンから数十ミクロンのものを宇宙塵と呼びます。目に見えないほどのものですが、こういうのが地上まで絶えず漂い落ちています。これは簡単に収集することができますが、宇宙起源のものか、地球上の塵だったのか判断するのがはなはだ困難です。スライドグラスにワセリンのようなものを塗り、一日屋根に置いておきます。それを数百倍の顕微鏡で調べるのですが、大気との摩擦で丸くなっていたり、解けていたりするのが宇宙起源の可能性のあるものです。でも、可能性がある.....ということですからね。

 琴座流星群のところで放射点のことをお話しましたが、一応その位置を星図に表示しました。ここから放射状に流星が流れ出すのですが、必ずしもここで流星が見られるわけではありません。むしろその位置では見られないと言った方が親切かもしれません。観測する時は、ビーチマットでも持ち出して、寝転がって広い範囲が見渡せるようにするのが一番です。首も疲れず、家族・友人・恋人とおしゃべりを楽しみながら、星の花火を楽しみましょう。

 1999年は月明かりがまるでないので絶好の条件でした。2002年も月明かりがなく、条件は上々です。画像は1999年のものです。年が変わっても同じです。3時のものですが、普通なら1時間に30個以上の流れ星が見えることでしょう。2002年、流星が極大になるのは12日10時ですが、12日か13日の夜に見れば良いでしょう。だいたい夏休みの間がこの流星群の出現期間になっています。



画像の見方


 画像下欄左に時刻が表示されます。右に経緯度が表示されます。観測地を三重県で表示していますので、あなたの居住地との経度のずれにより時刻を考慮して下さい。経度が東に1度ずれると4分早まり、西に1度ずれると4分遅くなります。
 アニメGIFの場合、読み込みと平行して表示していきますが、すべて読み込み終わった段階、つまり2巡目の表示になってはじめて正しい時間間隔で表示されることになります。1枚目には下欄に「START]が、最後には「END」が表示されるので目印にしてください。
おおよそ(分) 那覇-36 佐多岬-24 宇和島-16 倉敷-12 東京+12 花巻+18 旭川+23








ペルセウス座流星群

1999年08月13日 3時



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