「SF映画選」のトップを表示します


ナビゲイター

Flight of the Navigator


FLIGHT OF THE NAVIGATOR

画像クリックで拡大、再クリックで元に戻ります(JavaScript使用)


86年・米 上映時間 90分
監督 ランダル・クレイザー 原作 マーク・H・ベーカー 脚本 マイケル・バートン
撮影 ジェームス・クレノン 音楽 アラン・シルベストリ
SFXスーパーバイザー ピーター・ドーネン
コンピュータ・グラフィックス オムニバス・コンピュータ・グラフィックス社
出演 ジョーイ・クレイマー、サラ・ジェシカ・ハーパー、ベロニカ・カートライト


 今月の作品も yu の個人的趣味に走っています。そう、これは疾走するというところが傑作の映画なんです。

 夕方過って谷に落ちて気を失った少年が家に帰り着くと、別人が住んでおり、8年の歳月が経っていたというところから物語は始まります。一方鉄塔に衝突したUFOをNASAが回収し、この少年と関連があることが分かってきます。無人UFOは少年をナビゲーターとして必要としており、声に導かれて乗り込むことになります。

 まあ、物語はどうでもいいんです。出だしからちょっと腹立たしいところもあって、UFOが出るぞとばかり3回続けて騙してくれます。2回目からは騙されないもんね。「未知との遭遇」(77年。特別編は80年)の影響でしょうかねえ。

 この宇宙船がすばらしい。スピードによって機体のデザインが変形していくのですが、そのどちらのデザインも好きです。UFO内部もメタル一色なのですが、これがまた美しい。メタル一色の機体が疾走していく姿は、ため息ものです。車を飛ばすのが好きな人にはわかってもらえる感覚です。そんなわけで今月は飛行シーンをたくさんキャプチャしました。最後のタイムワープするための疾走シーンがまた格別美しい。あんまり速くてうまくキャプチャ出来なかったので、その美しさを伝えられなくて残念です。それにしても、映画館で見たいもんだ。

 途中、方向を間違えて東京に行き、通行人たちがフラッシュをたきまくるシーンが出てきますが、背景はネオンの夜景です。日本のネオンの夜景がアメリカ映画にはよく出てきますが、この日本イメージの元になったものは何なんでしょうか。きっと何かの映画の影響だと思えるのですが。

 少年が主人公なので、やはり子どもだまし的なところもある映画で、話が単純でした。「エクスプロラーズ」(85年)が、出だしが面白かったけれど、馬鹿げた宇宙人の登場で興ざめしたのを思い出しました。もう少し深みのあるストーリーと飛行シーンたっぷりだったら、傑作になったのにと悔やまれます。最後にもうひとつ。UFOのコンピュータ目玉が「navigator」と発音するところが快感です。とても美しい響きです。何回「美しい」を言ったかな。語彙貧弱でした。

 さて、来月は誰しも認める傑作「禁断の惑星」を見ます。

(2012年追記)
サムネイル画像を入れ替えました。『ナビゲイター』の記事はたぶん1999年にアップしたものです。当時はまだVHSテープの時代でしたから、画面の両端が切られていて、キャプチャーもそれからのものでした。今回はブルーレイからのものですが、画質はDVDレベルより少しましな程度です。当時から比べるとキャプチャー作業の手間が千分の1ぐらいまで楽になりました。また、ディスプレイもCRTでした。当時のキャプチャー画像はみんな明度が高くなっています。



プリオシン海岸トップへ