プリオシン海岸  プリオシン通信

浮石沈木

我田引水


梅の花
梅の花咲く


寒い冬でございました。いえ、まだ過去形は早いですね。

今冬は冷気遮断のために、部屋の大きい窓はシャッターを降ろしていました。複層ガラスなので、今までもガラスに露が浮くことはありませんでしたが、枠のアルミサッシは外気に触れているため露でベタベタ。

シャッターの上げ下ろしは面倒でも、このベタベタから解消されました。少々暖房費も改善しているはずだし。たぶん、気分ほどの差は出ていないと思うけれど。

最初は小さな窓のシャッターも降ろしていたのですが、朝目覚めても部屋は真っ暗。これはさすがに気が滅入る......(ーー;) 気分ばかり差が出るのはどうも。

暖房費の改善は大事な課題です。地球のためというよりは家計のため.......(^^ゞ ほぼ最低賃金の世界で働きだしていくらか経ちました。以前から報道で、こんな賃金では生活保護とかわらないという批判がありますが、身をもって体験しています。

経済の観点のみで言えば、健康保険税などのいろんな免除がある点で生活保護の方が勝っているように思えます。かといって、生活保護が憲法で保障されている程度のレベルなのかはなはだ疑問でもあります。

働ける環境にある人は、はたが楽をするという「はたらく」観から恵まれていると考えるしかありません。消費の少ない社会は自然環境への害も少ないですし、貧乏万歳です.......(^^ゞ

今年は家計簿をつけています。過去にも何度か挑戦したのですが、日々の出費や銀行から自動引き落とし、カードからの引き落とし、年払いのもの、保険など、結局面倒になって挫折ばかり。

家計簿 それで今年こそと、もっと使いやすい家計簿ソフトを探し出して出直しを計るわけですが、やっぱりダメ。今年は、こういう他人任せはいかん、と考え直して、エクセルを使って自分で作ってみました。カレンダーによる日付入力等のマクロだけはさすがに自作ではなく、流用です。

ややこしかったのは月払いや年払いのものを、時期がばらばらにカードで引き落とされたり、銀行口座で引き落とされたりするため。年額で決まっているものが分割で引き落とされているものもある。いちいちそんなもの見ていられない。でも、これらは毎月毎年ほぼ固定料金か、それに近い額で引き落とされている。

光熱費やCATVなどの月払いや、水道代や排水処理費やNHKなどの2ヶ月ごとの支払、健康保険税や固定資産税、いろんな保険、ドメイン利用料などの年払い。これらはほぼ出費の項目も口座も決まっているので、その都度付ける必要なし。たまにまとめて額を修正するだけ。分割払いだけれど年額で決まっているものは、年額の通知が来たときに一度だけ記入します。正確に言えば、その予定です。

毎日の現金やカード払い部分だけ記入していけばいいだけなので、楽ちん。貧乏人は毎日お金を使わないし......(^_^) 今のところ順調なので、1年間の収入と出費が、今年はとうとう明らかになるはず。たぶん。

報道番組は一時期まったく見なくなっていましたが、最近は少し見る余裕がでています。新聞も読んでいます。民主党が与党になって、自民党と同じように政治をやらずに政局ばかりで、政治を諦めないと度々書いてきた僕でもうんざりです。野党も同様。

過去の経団連の発言に納得がいくことは少なかったのですが、今回の米倉弘昌日本経団連会長が「税金を払っている国民のために何もしていない。給料泥棒のようなものだ」と国会議員を批判したのは、まったく同意します。

大枚の給料をもらって、自分の立場だけを守ろうとする人たち。しかも、それを自分たちの側に道義があると主張してくれるんだから、まさにこれこそ「盗人たけだけしい」の用例です。

盗人たけだけしい (goo辞書より)

岡田幹事長が野次った民主党議員に「今しゃべった人は立ってくれ。もう少し言い方を気をつけたらどうか。 仲間の議員が説明しているときにそんな言い方があるのか」と発言したというニュースにも唖然。「学級崩壊」と皮肉られていました。

学級の生徒が百人いたら、だれが野次ったかわかりにくくなる。半分の50人でもわからない時があるかもしれない。さすがに30人にすればわかるでしょう。同時に授業中にだれがサボっているかも一目瞭然になる。これを国会議員に当てはめて、議員の数を3分の1にする。

ほとんどの政治家が政治をしなくても国政が動いていく現状では、政局ばかりしていてもそれで議員が務まる。しかし、3分の1にすればなんらかの責任のある部署に就かなくてはならなくなるから、自然と働かざるを得ない。国民も誰が何をしているのか見えやすくなって、選挙で評価できる。議員の給料を下げるより、議員の数を減らすのがいい。

与党の議席を減らしてこんな国会状況を作り出した国民の責任だという批判もあるでしょうが、たぶん的はずれです。国民生活よりも、自分らの立場を優先する習性が抜けないからです。今、中東で起こっている政権側の対応と同じです。

先日の朝日の「天声人語」では、「石が流れて、木の葉が沈む」という諺が引用され、その例として消費者金融の武富士家の贈与税逃れ裁判と、調査捕鯨中断が挙げられていました。

石が流れて、木の葉が沈む (goo辞書より)

「当たり前の道理が合わない」例として、前者は納得の結果だったもしれないですが、後者は違うでしょう?天声人語氏の言説は「自分らの立場を優先する習性が抜けない」例です。

2月17日、シー・シェパードによる妨害で調査捕鯨を中止するという報道がありました。あれ!? 今まで怪我人を出しても継続していたのに、なんとまああっさりと引き下がってしまったもんだと不思議に思いましたが、グリーンピースの解説で腑に落ちました。

まとめれば、「鯨肉の需要低下で在庫がだぶついて、調査捕鯨の採算性がとれなくなっている」という趣旨。需要低下は太地住民の水銀汚染問題も影響を受けているのだと思われますが、鹿野農水相も財政的困難を認めているので、グリーンピースの見方はうがちすぎとは言えないでしょう。

日本鯨類研究所ロゴ 鯨肉の横流しや水産庁の天下り先としても有名になってしまった日本鯨類研究所は何と言っているかとアクセスしてみましたが、このニュースが出てからアクセスできなくなっています。調査捕鯨を実施している公益法人がここです。

利権がからむ団体や捕鯨支持のマスコミとの繋がりを知られないための役員経歴隠しや、研究費よりも広報費の方が多いという怪しさはシー・シェパードの過激な行動と並ぶものです。そもそも調査のために千頭近くも捕獲する意味がわかりません。これは利益を出すための頭数です。

別の辞書によれば、浮石沈木(ふせきちんぼく)とは、単に「当たり前の道理が合わない」という意味で使われるのではなく、世論の動向が道理に反して威力をもつ例えとして用いられることが多いそうです。

そういうことであれば、捕鯨は当てはまっていると言えるかもしれません。国際世論に負けてしまっているからです。 しかし、道理に反しているのはどっちもどっちと思いますが。

その理由については昨年の「鯨はほえーる」、「日本残照」、「ドギー・ランチ」等をご覧下さい。僕の結論としては負けてしまっていいんです。

天声人語氏に限らず、鯨食は日本の伝統文化だと言うわりには、僕の日本語入力では「げいにく」は「鯨肉」と変換できません。「鯨食」は変換するまでもありません。

最初に表示されるのは「ゲイ」です。僕の場合、「ゲイ」は時々「通信」で使っている単語ですからね。さすがに「ゲイ肉」は食べられません。「ゼイ肉」を食べてしまいたいと思っている人は多いでしょうが......(^_^) 「鯨肉」については去年から何度も取り上げましたが、ずっと「くじらにく」と打ち込んで変換しています。

『八百長―相撲協会一刀両断』元大鳴戸親方著 単語登録したら? そうですね。でも、その気が起こらないのです.......(^^ゞ

いま八百長問題で騒いでいる相撲は一発変換です。相撲協会も自分らの立場を優先する習性が抜けないなら、十年後には変換されなくなっちゃうよ。

まもなく春。世の中ばかりではなく、三月になれば農園でも田植え準備が始まる我田引水の季節です。



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