プリオシン海岸  プリオシン通信

邪鬼

傍らに人無きが若し


ヒヨドリの雛 週末にヒヨドリの雛が三羽巣立ちました。誕生から巣立ちまで十日ぐらいらしいですが、前回の書き込み時点ではすでに誕生していた勘定になります。卵としてではなく、雛として母親に抱かれていたわけね。

ヒヨドリの産卵数は3〜4個だそうですから、みんな無事に育ったということでしょう。ヒヨドリの英語名はbulbul。やはり、やかましいそうな名称です。

法隆寺金堂展を見に、奈良国立博物館へ行ってきました。今回の展覧会は時期によって展示される立像が異なるので、四天王立像がぜんぶ揃う七月に入ってから行きました。面白い展覧会はみんな東京だけど、こういうのだけは見せてもらえる。

持国天像 持国天像(じこくてんぞう)の牛頭の邪鬼が面白かったですよ。そもそも邪鬼が一番見たかったのです。自分が天の邪鬼なので、親近感を感じるのかも。邪鬼はすべて四肢を帯のような紐で縛られています。しかし、この牛頭の邪鬼はちっとも邪が感じられません。むしろ可愛げなのです。

サイトには暗い金堂から出て明るいところで見られるというウリが書かれていましたが、照明はかなり暗く、細かいところはよくわかりません。人も多くて、一番前で見ようと思うと時間がかなりかかりました。みんな動かない......(^_^)

四天王立像には玉虫の翅が使われている部分があるそうですが、わかりませんでした。別の部屋で玉虫厨子も見ることができましたが、玉虫の翅はやはり確認できませんでした。

博物館の前には東大寺があるので、またその参道を歩いてきました。外国人観光客の多さ。歩いている人のほぼ半分が外国人。その大半はアジア人です。アジアの影響を強く受けて創建された東大寺に、似つかわしい風景ではあります。

東大寺の参道を歩く目的の一つは鹿煎餅。もちろん食べるためじゃありません。鹿たちに鹿煎餅をやるときは、それなりの覚悟をしないといけません。我先に集まってきて、「はようあてにくれ」とばかりに四方八方から服やバッグをかじって引っ張られます。まったく傍若無人。 傍らにいっぱい人がいるというのに......(^_^)

白人の子どもが煎餅をちょうだいと言うのであげましたが、きちんとThank you. すぐその母親が続いてThank you. まあ当たり前のことですが、鹿たちとの争乱の中ではとても礼儀正しく思えてしまいます......(^_^)

近頃外国人が増えて、あまり鹿煎餅をもらえなくなったから余計にがっつくのかもね。

我が家から一番近いスーパーマーケットでのこと。当然障がい者用の駐車スペースがありますが、これもまた当然のごとく健常者が使っています。業を煮やした店側は看板を立てました。日本語と中国語とポルトガル語の三か国語で協力を呼びかけています。

欧米ではこの種のマナーは守られているとか聞いたことがありますが、それを反映しているのか英語での表記はありません。

ところが、立ったのは看板だけではなく、カラーコーン(パイロン)も立てられてしまいました。これじゃ、けっきょく障がい者も使えない。店の意気込みもそこ止まり。こういう風景はいろんな駐車場で見る普通の光景になってしまっていますね。夏は日陰を求めてますます無茶な駐車になり、通行人の邪魔になっている。

人頭の邪鬼が跋扈する末法に生きる僕たち。その手足を縛るのはだれでしょう。いくら鹿が傍若無人でも、人間に比べたら可愛いもんです。末法は1万年続くらしいけれど、その先にあるものは?

傍若無人の輩には邪鬼シールでも作って貼り付けてやりたい。でも、天の邪鬼だけは許してね.......(^^ゞ

【アルバム】

平城宮跡  朱雀門
(左)平城宮跡 北から南を見た風景。きちんと整備されていないので、野原のよう。でも、世界遺産です。中央が朱雀門。ただし、朱雀大路からではなく、宮側からの撮影です。
(右)TVドラマ『鹿男あをによし』に出ていた朱雀門。もちろん最近復元されたものです。周辺が駐車場兼野原のせいか、新しいせいか、まるで風情がありません。若草山にも登りたかったけど、今は閉山中でした。春と秋しか入山できないとは知らなかった。

2008-07-21 Mon
      

このページのトップへ


プリオシン海岸トップへ