プリオシン海岸  プリオシン通信

猫とヒヨドリの話

イヌマキをめぐって


昔々、電信局で淀川長治が自分の誕生日にする話を書いたことがあります。、誕生日は自分が祝ってもらうのではなく、母に感謝するために母と一緒に過ごすことにしているということでした。

ちなみに、彼は1909年4月10日生まれ。もう百年にもなるんですね。まさに映画史の100年です。

母子手帳 家の解体整理で出てきたもののひとつに母子手帳があります。今年になって見つけたんですけどね。それまではホロスコープを描くのに誕生時がわからなかったので、正確なものができませんでした。母に聞いても朝やったと思うぐらいのことで......占いには関心がないので、ただ星の位置が知りたかっただけのことなのですが。

僕はそれまでに自分の母子手帳を見たことがなかったし、今どきの母子手帳もみたことがないため比較のしようもないのですが、表紙をめくるとその裏には児童憲章が書かれています。憲法がまだ瑞々しい輝きを放っていた時代なのです。

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われらは、日本国憲法の精神にしたがい、児童に対する正しい観念を確立し、すべての児童の幸福をはかるために、この憲章を定める。
児童は、人として尊ばれる。
児童は、社会の一員として重んぜられる。
児童は、よい環境のなかで育てられる。
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この前文は日本の一部では実現しているかもしれないけれど、いまだに人類の理想としてあることが悲しいところ。以下の具体的な条文を見ると、まだまだ憲章が死に体になっていることがわかって、政治家は読んでこなかったんだなということまで見透かせますね。

この母子手帳、そもそもは戦争遂行のための人口増加政策の一環だったようです。ちなみに67年からは母子健康手帳となったそうで。そして今は発行が市町村になっているので、いろんな種類のがあるんでしょうね。91年までは県の発行でした。

手元に残っている人は一度見直してみてください。当時の母親の様子がうかがえます。我が子の手帳を持っている人は、子どもに贈ってみては?何かよい発見があるかもしれません。

しかし、生まれた日と死ぬ日とどっちが近いかと考えると、僕はもう死ぬ日の方が近いことが決定しているわけで、とっくに関心は死ぬ日の方に移ってしまっていますね......(^_^)

イヌマキ庭の一角に木が何本か植えてあります。うちの庭で土が見えている唯一の場所。除草が面倒なので、月初めに防草シートを敷いて、細かい砂利を敷きました。以前から猫がイヌマキの木の下に糞をしていて、砂利施工をしてからもやはりやめません。むしろ、お気に入りのトイレになったんだろうと思います。(画像:Wikipediaより)

糞をしてから砂利をかき混ぜるので、糞と砂利が絡まって、砂利が減るばかり。蠅は集まってくるし、臭いしほんとに困りもの。

コーヒー豆を蒔いても、その場所を避けてする。いろいろ調べてみると、猫除けの超音波機器が一番効果があるらしい。しかし、庭の面積を考慮すると2万円以上になるので、もったいない。

猫が賢ければ立ち入らないという仮説を立てて、試しに高さ40cmの柵を作りました。柵と言っても角の棒にプラスチック糸をほぼ8cm間隔で張っただけ。リングロープみたいにスカスカなので、簡単に通れます。ただし、髭には触れる。そもそも猫にとって40cmの高さなど障害にならないですよね。

そして3日後。ヒヨドリ夫婦がやってきて、このイヌマキに巣をかけ始めました。去年までは毎年倉庫2階の戸袋で子育てをしていたのですが、去年は卵を狙う蛇と格闘までさせられたので、この春、使用禁止の通達を出していました。そのせいでしょうか。しかし、玄関に一番近いうえに、わざわざ猫がお気に入りの木を選ぶこともなかろうに。

今日植木鉢に水を遣っていて、イヌマキに近づいたらびっくりして逃げていきましたが、すぐ戻ってきてまた巣に入っています。猫は今のところ、その賢さを証明しています。実はうちの倉庫で無断宿泊している猫なので、やってはきているのですが、庭には糞はありません。

猫がその気になれば簡単に登れる木なので、これからどうなりますことやら。無事にヒヨドリの雛は誕生できるでしょうか。巣立ちまで生き延びることができるでしょうか。

まずは生まれることができたら、自分の誕生日よりも、雛の誕生を祝ってやろうと思います。

2008-06-28

※(2009年2月追記)しばらくの間は猫は柵内に入りませんでしたが、そのうちにオシッコだけしていくようになりました。柵越えはせず、糸の間をくぐり抜けていました。仕方なく網を張ることにしました。ある日、玄関を出たらちょうど猫が網の下をくぐろうとしているところに遭遇。猫はしばらく陶器のように固まったあと、気が動転して網に何度も突進して絡まってしまいましたが、暴れ回っているうちに偶然外れて逃げていきました。さすがにもう近づきません。でも、まだ他の野良猫が何匹も控えているからなあ。それにしても、糞をやめてオシッコだけになったのはどういうわけだろう。猫対策としての結論はは50センチ程度の網を張って、網の下も固定することで万全だと思います。

※(2013年1月追記)猫糞対策への追記です。すでに1年半ぐらい前から柵はやめました。母が柵を跨いで引っかけるためです......(^_^) 修繕するのが面倒なんです。次の対策案はこれです。
網 糞を猫足で掻けないようにすればいいだろうという仮説で地面に網を被せることにしました。3センチ四方の網目で鳥害対策用のものを見つけ、これを地面に敷きました。糸も太いです。でも透明なのでそれほど目立ちません。糸が太いと、雨や日光に晒されて硬くなり、除草や落ち葉の処理をする際にシートのようにめくれます。糸が細いとゴミも網自体も絡みやすくなり、除草や掃除に困ることになります。
まずは一部に網を敷かずに試してみました。すると網を敷かなかったところに糞をしていきました。その後全面に網を敷きました。猫の出入りは続いていますがこの1年半の間一度だけ糞をされました。樹の根元で、20センチぐらい開いたところを狙われました。
普段から猫は網の上を歩いて行きます。それも併せて推測すると、やはり足で糞を掻けないところには糞をしないという結論になりそうです。お店では尖ったマットが売られていますが、あんな大げさで高価なものを敷かなくても、網で間に合うと言えそうです。
しかし、網を庭の形に合わせて敷くのもやはり面倒なもんです。お金持ちは猫除けの超音波機器が一番お手軽でしょう。効果は保証できませんけどね。僕も柵だの網だのそこそこ出費してしまいましたので、少々後悔があります.......(^^ゞ まあ猫とは遊べましたけどね......(ToT)


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