プリオシン海岸  プリオシン通信

悪いヤツ

姑息と擬態


来月早々新居に引っ越し予定です。このアパートに来たのが五月末。夏が長かったため1季節ということで逆に長く感じません。引っ越してきた当時はアパートの隣の犬に塀の金網越しに吠えつかれていました。

もともとよく吠える犬で、きっと寂しいのでしょう。でも、今では吠えている時でも、僕の顔を見ると遊んで欲しいらしく、吠えるのをやめて近寄ってきます。そんなところに時間の経過を感じます。

星の王子さまとキツネ 金網がなければ、星の王子さまとキツネのごとく「飼い慣らす」ことができて、友だちになれたのに残念なことです。

トラブルに始まった新築工事も最後までいろんなトラブルで終わりそうです。棟梁によると、6月に改正建築基準法が施行されて、建築許可がなかなか下りない状況になったそうで、ちょうど昨日の新聞に棟梁が言っていた通りの報道が出ていました。3ヶ月待ちはまだましだとか。

後から聞いたのですが、うちは許可が下りないまま工事を進めていました。違法ですよね。悪い人たちです.......(^^ゞ

今日は違法建築物とされる車庫の屋根剥ぎをしました。前に書きましたが、屋根を剥ぐと建築物にはならないので、検査が不要になるというわけです。ホームセンターで売っている小さな物置も不法建築物だそうです。

前回、剪定について書きましたが、出入りする職人さんたちから、「素人とは思えない」とお世辞をもらって気分良くやりましたが、日当一万六千円の価値はやはりあると実感しました。とても面倒くさい。松の剪定は特にうんざり。

しかも、やっていて大工仕事のような面白みもない。こういう仕事は合わないな。次回からはまた庭師に頼む可能性大です.......(^^ゞ  (追記:4年後もまだ継続中です。木に登る体力がある限り続けるつもり)

それでも庭師なら面倒でやってくれない大きな枝を幾つも払って、頭でっかちになった樹や伸び過ぎの枝がすっきりして良かったです。庭師の二倍の時間を掛けて、2日がかり。仕事を終えた日の夕食では筋肉疲れで茶碗が持てませんでした......(^_^)

剪定鋏やノコギリなんて普段持ちませんからね。しかも、長柄剪定ばさみは道具自体は軽くても、取っ手の端を持って水平に動かすという使い方になるので、意外と筋肉を使う。

陶のたぬき 先月末は信楽へ陶器を見に行きました。生憎の雨模様でしたが、お店を十数件見て回りました。でも、実際に家で生活する中、こういうのが欲しいなという気持ちが湧かないと選べないなあという感想を抱いて帰ってきただけでした。そもそもこの方面は疎いし。

古い家の玄関には信楽の狸が鎮座していたけど、新しい家には似合わないので庭に引っ越してもらう予定。つむじを曲げないでもらいたい。狸につむじはあるかなあ。

動物にもつむじ(旋毛)はあるそうですから、きっと狸にもあるんでしょう。馬の場合、部位によって名称が異なるとか。

目の上は珠目(しゅもく)、頬は頬辻(ほほつじ)、鬣(たてがみ)の生え際は髪中(かみなか)、前足が初地(しょち)、臀部(でんぶ、おしり)を後双門(うしろそうもん)」など、全部で19部位。

つむじは個体差があるので、馬の場合これで個体識別ができるのだそうです。鯨をヒレで識別するのと同じようなものですね。では、つむじは一卵性双生児の識別にも役立つでしょうか?

一卵性双生児でも指紋は異なるので、ひょっとするとつむじは指紋と同系統の遺伝子かもしれない。まさかね......と思いつつ調べてみました。ばかだね.......(^^ゞ

指紋は細かい模様があるので個体識別に利用できますが、つむじなどは毛穴単位で観察しないかぎり証明できないことは推察できます......(^_^) 人で容易に観察できるつむじは頭だけだし。

ミラー・イメージ・ツインという仮説があって、一卵性双生児には利き手が左右逆とか、身体的特徴や性格、生活や睡眠パターンの鏡像、まれに内臓すべてが反転しているという例があります。調べてわかったことは「つむじ」も左右逆になっていることがあるということ。つまり、ほとんどの場合は同じ位置ということなのでしょう。

武田鉄矢 TV「世界一受けたい授業」を見ていたら、武田鉄矢が「風の又三郎」を講義していました。この作品には「死」という隠されたテーマがあるという説を展開していてなかなか面白かった。

賢治作品には「死」をモチーフにしたものがたくさんあることは皆さんご存じの通り。そして、賢治の「死」はありのままの死ではなく、彼の宗教的な彩りがなされた「死」。そういう賢治の死生観が踏まえられていないので、「当たり」とは思えないけど、そういう解釈も面白いと思える出来でした。 以下、番組サイトから概要を引用させてもらいます。

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この物語に死にまつわるメッセージが込められているという風に読んでいきます。宮沢賢治は、死者を一人も使わずに死に対する向き合い方を子供たちに提示したかった物語だったのではないでしょうか。
男の子は、危険な遊びをしたがります。その時は気づいていませんでしたが、男の子たちは風の又三郎と遊んでいたんだと思います。死に接近するゲームというのを体験しようとしますが「これ以上続けていたら死ぬ」となったとき、風の又三郎を自分たちの仲間から追い出して大人になっていくのではないでしょうか。
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そう言えば、前回記した「玄米四合」について、戦時中は「玄米三合」と書き改めていたそうな。戦争指導者たちは昔も今も姑息なことです。こういう悪いヤツは嫌いです。

戦争に利用された「雨ニモマケズ」ですが、戦争当時なら三合でも相当な贅沢ですよね。さすがに一合ではバレバレだから、三合止まりということでしょうか。

誰でしたか、日本民族は米食民族ではない、米食に憧れていた民族だ、と語っている人がいましたが、たしかに昔の庶民は雑穀に米を混ぜて食べていたらしいですから。あるいは雑穀のみだったこともあるでしょう。

僕も子ども時代は麦が混ざっていました。米には2種類の形があるのかなあ、なんて思っていました......(^_^)

トガリサルパの群体 ついでに、この番組でトガリサルパという深海生物が紹介されていて、粘菌のように群体になって、ひとつの生物として行動する姿も面白かったです。

調べたら、体長4cmの大型プランクトンの1種で、原発を悩ませる生き物として、ごくありふれた生き物でした。画像は8つぐらい連結している先頭部分です。1メートルぐらい繋がるそうです。蛇にように泳いで推進力を高めているらしい。

「TVを見るとバカになる」と賢い人は昔から言うけど、こっちはそもそもバカだからTVは勉強になります。本ではなかなか分からないものがたくさんある。百聞は一見にしかず、です。

これはTVではないけど、最近他に面白かった生き物はターマナイトボール。昆虫や動物については擬態をよく聞くけど、これは菌類でシロアリの卵に化ける。

卵表面の化学物質まで似せて、シロアリに毎日なめさせて世話をさせる。そして、シロアリの卵を養分にするのだとか。

悪いヤッチャなあ......(^_^) こういう悪いヤツは大好き。

2007-10-15 Mon


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