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☆☆☆○○
ソルト 邦題 ソルト
原題 SALT
制作 2010年 上映 100分
監督 フィリップ・ノイス 地域 アメリカ
これは「ボーン」シリーズの女版のような趣なんですが、雰囲気がシリアスな割には話の筋が大風呂敷になっていて、昔の007のように荒唐無稽。そして、アクションもまるでスーパーガールみたいに超人的なので、リアリティがほとんどない。「ボーン」みたいにシリーズ化するかのような終わり方でしたが、次回は設定を考え直した方がいいのでは?


☆☆☆○○
オーケストラ! 邦題 オーケストラ!
原題 LE CONCERT
制作 2009年 上映 124分
監督 ラデュ・ミヘイレアニュ 地域 フランス
こちらではシネコン上映はなく、小さな映画館上映でした。期待の映画で、そこそこいい線をいけるはずの話だったのですが、不満が残りました。人情話に比重がかかりすぎて、偽楽団の成りすましの面白さがあまり描かれませんでした。
楽団員があまりにいい加減で「リハーサルなし」、楽器がなくて借りてきた楽器で初めて触って演奏するなど、あまりにもリアリティをないがしろにし過ぎ。コンサートの成功も白々しく思えます。そういう意味で日本語タイトルは偽りあり。
演奏練習の葛藤をもっと丁寧に描いてほしかったですね。こういうディテールがしっかりしてこそ人情話も活きるはず。11月にDVDが出るそうです。


☆☆☆☆○
プリンス・オブ・ペルシャ / 時間の砂 邦題 プリンス・オブ・ペルシャ / 時間の砂
原題 Prince of Persia: The Sands of Time
制作 2010年 上映 116分
監督 マイク・ニューウェル 地域 アメリカ
期待しないで見ましたが、なかなか面白かったです。冒険活劇のキャラ配置も定番で新味はありませんが、手慣れた展開で楽しませてくれます。しかし、ラストが安易でズッコケそうでした。きちんと締めてほしかったですね。


☆☆☆☆○
13F(サーティーンス・フロア 邦題 13F(サーティーンス・フロア
原題 THE THIRTEENTH FLOOR
制作 1999年 上映 100分
監督 ジョゼフ・ラズナック 地域 アメリカ
少々昔のSF作品です。設定は『ダークシティ』に似ていますが、宇宙人ではなくてコンピュータのバーチャル・リアリティによる世界の話です。『ダークシティ』よりも面白いかもしれない。どことなくヒッチコックの匂いがする。でも、映像には『ダークシティ』の面白さはありません。特に世界の果てに辿り着く場面は見せ方も、その描き方も手抜きとしか思えないような映像。ひとつの山場なのに不思議です。DVDで見られるようです。


☆○○○○
エクスペンダブルズ 邦題 エクスペンダブルズ
原題 The Expendables
制作 2010年 上映 103分
監督 シルヴェスター・スタローン 地域 アメリカ
中高年のアクション・スターが勢揃いしたスタローンの監督作。アメリカ映画の1ジャンルとも言うべき傭兵部隊のお話。かつての同じようなB級映画と変わり映えしない。スタローンよ、いつまでやってる? 殺しまくるのを見ていて疲れるだけ。皆さん、スタローンに頼まれて仕方なく出演したんだろうな。それとも最近仕事にあぶれている?
ブルース・ウィリスとシュワルツェネッガーは顔見せのみ。ジェット・リーはええとこなしで、これはきっと本人も愉快じゃないでしょ。 expendable とは消耗品。この映画の邦題は『消耗品そのまま』にすべきでした。
近頃のアメリカのアクション映画は俳優がアクションをやらず、カメラがアクションをする。アップでカメラを振り回して撮影し、細切れのシーンを畳みかけて編集。どんな動きなのかさっぱりわからない。なるほど、これなら爺さんでもやれるな。


☆☆☆○○
ナイト&デイ 邦題 ナイト&デイ
原題 Knight and Day
制作 2010年 上映 110分
監督 ジェームズ・マンゴールド 地域 アメリカ
スパイ・アクション映画ですが、アクションが主になっているコメディという軽いノリです。案外楽しめましたが、派手な割にはインパクトのない映像でした。トムもキャメロンもそれなりのお年。キャピキャピやるにはちょっと厳しい。


☆○○○○
アイアンマン2 邦題 アイアンマン2
原題 IRON MAN 2
制作 2010年 上映 124分
監督 ジョン・ファヴロー 地域 アメリカ
冒頭のシーンから嫌な予感。無駄な時間を過ごしました。ミッキー・ロークが蛸みたいで憐れ。泣ける。


☆☆☆○○
終着駅-トルストイ最後の旅 邦題 終着駅-トルストイ最後の旅
原題 The Last Station
制作 2010年 上映 112分
監督 マイケル・ホフマン 地域 ドイツ・ロシア・イギリス
若者は知らないトルストイかもしれない。やはり映画にするなら家出シーンだよね。だからこそ知らない人が見ても面白くないかもしれない。トルストイよりも妻のソフィアに焦点を当てていますが、どろどろではなく軽妙なタッチ。文句なしのヘレン・ミレンです。
ストーリーはほぼ事実に沿ったものです。我が敬愛するトルストイだけど、理想主義はいろんな被害者を生みます。鳩山さんも賢治もご同様。ちなみに言語は英語です。やはりロシア人が英語というのは違和感あります......(^_^)



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